こんにちは。
前回の【第3話】どこで始める?証券口座の選び方では、ネット証券での口座開設について解説しました。
無事に申し込みは済みましたか?
さて、口座が開設されるといよいよ投資スタートですが、ここで多くの初心者がパニックになります。
「トヨタ、ソニー、アップル…知ってる会社はたくさんあるけど、どれを買えばいいの?」
「株価チャートを見ても、買い時がさっぱり分からない!」
安心してください。これから投資を始めるあなたが、最初から個別の企業の株を選ぶ必要はありません。
今回は、知識ゼロでもプロ並みの分散投資ができる「投資信託(とうししんたく)」と、利益を丸取りできる神制度「NISA(ニーサ)」について解説します。

「投資信託」は、プロが作った「投資の詰め合わせ弁当」
いきなり「A社の株」を1つだけ買うのはリスクが高いです。もしその会社が倒産したら、資産がゼロになってしまうからです。
そこで初心者におすすめなのが「投資信託」です。
投資信託とは、簡単に言えば「投資の詰め合わせ弁当」のようなものです。
- 個別株投資(アラカルト): 自分で好きな具材(企業)を一つひとつ選んで注文する。目利きが必要。
- 投資信託(幕の内弁当): プロがバランスよく具材(数百〜数千社の株)をパッケージにしたものを買う。
投資信託を1つ買うだけで、アメリカの優良企業500社や、世界中の主要企業にまとめて投資したのと同じ効果が得られます。これを「分散投資」と言い、リスクを大幅に下げる基本テクニックです。

利益がそのまま自分のお金に!「NISA」を使わない手はない
次に理解すべきは、商品ではなく「制度」の話です。
通常、投資で儲けた利益には、約20%の税金がかかります。
【通常の口座(特定口座)の場合】
100万円の利益が出た! ⇒ 税金で約20万円引かれる ⇒ 手元に残るのは80万円
「リスクを取って増やしたのに、2割も持っていかれるの!?」と思いますよね。
そこで登場するのが「NISA(ニーサ)」です。NISA口座を使って投資をすれば、この税金がゼロになります。
【NISA口座の場合】
100万円の利益が出た! ⇒ 税金0円! ⇒ 100万円まるまる自分のもの!
NISAは「投資商品」の名前ではなく、「税金がかからない特別な箱(口座)」のことです。この箱の中で、先ほどの「投資信託(お弁当)」を買うのが、現在の資産形成の最適解です。
具体的に何を買えばいい?王道の「インデックスファンド」2選
投資信託には何千種類もの商品がありますが、初心者が買うべきなのは「インデックスファンド」と呼ばれる手数料が激安のタイプです。
迷ったら、以下のどちらかを選んでおけば間違いありません。どちらも世界中で選ばれている超優良な「お弁当」です。
1. 全世界株式(オール・カントリー)
通称「オルカン」。これ1本で、日本を含む世界中の先進国・新興国の株式に丸ごと投資できます。「どこの国が成長するか分からないから、全部買っておこう」という究極の分散投資です。
2. S&P500(米国株式)
Google、Amazon、Appleなど、アメリカを代表する最強企業500社に投資します。過去の実績で見ると世界全体よりもリターンが高いですが、アメリカ一国に集中するため、リスクも多少高くなります。
ネット証券(SBI証券や楽天証券)のランキングでも、常にこの2つが1位・2位を独占しています。
第4話まとめ:NISA口座でインデックスファンドを買おう
今回のまとめです。
- 初心者はプロが運用するパック商品「投資信託」から始めるのが安全。
- 投資の利益が非課税になる「NISA」制度を必ず利用する。
- 商品は手数料の安い「全世界株式」か「米国株式(S&P500)」を選ぶのが王道。
「えっ、これだけでいいの?」と思うかもしれませんが、投資のプロや富裕層の多くも、実はこのシンプルな手法を実践しています。
ここまでで、「口座を開く」「何を買うか決める」ところまで進みました。
次回、【第5話】少額からでも1億円!?時間を味方につける「複利」の魔法とシミュレーションでは、選んだ投資信託を「毎月コツコツ積み立てる」ことで起きる驚きの効果について解説します。
月々数万円の投資が、将来いくらになるのか?具体的な数字を使ってシミュレーションしてみましょう!


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